麻は、全部リネンなの?リネンとは・・・。

こんにちは。
リネンとガーゼのお洋服komof(コモフ)洋服作家の小森谷孝子です。
今日は、リネンについて。
そもそもリネンとはなんでしょう?
麻は、全部リネンなの?という疑問あるかもしれません。
もちろんご存知の方もいらっやると思います。
でも、麻=リネンだけではないのです。
リネン服を好きになってもらうには、まずリネンって何?
ここを知っていただけたら・・・と思います。
 

麻には、どんな種類があるのか?

一般的に言われている麻とは、植物に含まれている繊維の総称です。種類は、20種近くあります。麻といっても原料となる植物によって、まったく性質が違います。
私たちの身近にある麻は、リネン、ラミー、ジュート、ヘンプなどがよく知られています。でも、これらの麻は全て同じではありません。原材料によって区別され、用途も違ってきます。
お洋服に使われているのは、主にリネンラミーです。
リネンの原料の「亜麻」は北ヨーロッパの涼しい地方で栽培される一年草の植物で、ラミーの原料の「苧麻」は、高温多湿な東南アジアなどで栽培される多年草の植物です。
 

麻生地の特徴は。

麻生地の特徴は、何と言っても涼しいというところです。麻生地は、天然素材の中でも特に発散性・吸水性すぐれています。なので、ベタつきを感じない。また、体温を奪ってすぐに放熱する。という特徴があります。なので、清涼感を与えてくれます。通気性に優れているので、さわやかな着心地も味わえます。
繊維自体が丈夫だということ。水に濡れるとさらに強さを増したりもします。丈夫なことから長く愛用されています。
最後にシワになりやすい。というのがあります。「シワ」は、リネンの特徴でしわになってもいい。むしろシワの感じが風合いがあっていい。と言われることが最近では多いですね。アイロンをかけない楽さもこのシワの良さではないでしょうか。
 

komofで使っているリネンとは

では、わたしが使っているリネンとはどんなものなのか?
ここがとてもお伝えしたいところです。
ヨーロッパ、主にフランスやベルギーなどの気温が低い地域で育てられた「亜麻」から作られた天然繊維『リネン』を使っています。質の良い厳選されたものを使って、発色にこだわり、染色などの加工はすべて国内でのものに限って仕入れています。
なめらかな風合いや、高級感、しっとりとした質感、また独自の加工を施しているリネンを選んでします。

  • ワッシャー加工リネン(シワ加工を施してさらっとした風合いの加工)
  • カラーリネン(発色がよく、ソフトな質感。張り感も損なわない加工)
  • フレンチリネン(独自のソフト加工を施し、高級感と肌になじむ質感をだしています)

こちらの3種類を主に使ってお洋服を作っています。どれも、何度もわたし自身が身につけ実際に着心地を実感していいと思ったものだけを使っています。それぞれに特徴はありますが、この3種類のリネンで季節によって使い分けたり、用途のよっても分けています。
仕入れができるかぎりこちらのリネンを使っていこうと思います。長く着ていると生地も弱くなったり、すれてきてしまうものもあるとは思います。わたしも実際リネンのキュロットスカートを3年以上はき続けていたらウエストの部分の生地が薄くなってきてしまいました。「これ、気に入っていたのに〜。」と残念でしたが、同じ生地があるので、また新しく作ることができました。長く気に入ってきていただきたい。そんな思いから、オーダーもお受けしています。
リネン生地は、変わらず仕入れているのでもう5年以上前から同じものを作り続けています。「また、同じのがほしいわ」という方にはおすすめできる素材です。
ブラウスやワンピースは、デザインを変えたりもしていますが、リネンのキュロットスカートは、変わらず作り続けています。身につけて洗って、長くきていくうちに色あいや風合いの変化を楽しめるのもリネンの魅力ですね。
お気に入りのものを長くきたい。そんなリクエストにお答えしていきます。
 
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